インターネットFAXその⑤

これまで、インターネットFAXを使うことで、お互いの通信費が¥0になりとっても簡単でお得ですよ。ということと、一体その仕組みはどうなっているのか?というお話をしてきましたが、その為にはお互いがインターネットFAX機能を持っていることが条件なんです、ということでした。
が、しかし相手がその機能を持っていなくても便利に使える場面があるのです!!

今回はその活用法をお伝えします。
前回までのお話で、「な~んだ。相手がインターネットFAX機能を持った機器を持っていないとダメなのか・・・」とがっかりされた方。
ちょっと待ってください。相手がインターネットFAX機能付きの機器を持っていなくても、この機能を活用する場面はたくさんあるんです!!

インターネットFAXというのは、メールにファイルを添付して送るという話をしましたが、実際にはスキャナで読み取った画像を「 tiff(ティフ)」という形式のファイルにします。
実はこのファイルはパソコンでも開くことができるんです。
前回インターネットFAXはメールアドレスを使用してやり取りする為、

 「 FAX用メールアドレス ⇔ FAX用メールアドレス 」

× 「 FAX用メールアドレス ⇔ 通常のFAX番号 」

というお話をしましたが、メールアドレスを使用してやり取りするというこは、

◎ 「 FAX用メールアドレス ⇔ パソコン用メールアドレス 」ということにもなるんです。

つまり、パソコンのメールが使える相手であればインターネットでFAXを受け取ることができるんです。

前回までの「インターネットFAX機能を持った機器同士」のやりとりはこんな感じでした。

でも、もし相手がインターネットFAX機能を持っていなくてもパソコンでメールができれば、

このようにFAXがやり取りできるんです。具体的なイメージとしては、

「送り手:インターネットFAX → 受け手:パソコンの場合」

送る側のインターネットFAXは、送りたい原稿をFAX番号のかわりに送信先のメールアドレスに普通にFAXを送信する要領で送ります。
受け取り側のパソコンは、送られた内容はパソコンのメールに添付されてきますのでそれを開くことで送信されてきた内容を確認できるわけです。

今後は逆に、

「送り手 : パソコン → 受け手 : インターネットFAXの場合」

送る側のパソコンは、送りたい原稿をそのまま通常メールを送るときと同じように添付し、先方のインターネットFAX用のメールアドレスに送信します。
受け取り側のインターネットFAXはそのまま通常のFAXのように、紙で送られてきた内容が出力される、ということになるんですね。
インターネットFAXというのは、メールの仕組みを使ってインターネットでFAXを送るというものです。
ですから、インターネットFAX機能付きの機器同士でなくても、FAX(メール)のやりとりをすることができるんですね。

いかがでしたか?ちょっと使い方を工夫することで、今まで当たり前だと思っていた経費が、大幅に削減できるかもしれませんね。

このインターネットFAXですが、通信費が節約できるという以外にも色々と便利な使い方があります。

次回からは便利な使い方をいくつかご紹介したいと思います。お楽しみに!!