インターネットFAXその①

インターネットの話 <FAX編>

今やFAXも電話回線を使ってやりとりする従来の通信方法とは別に、インターネットを介して利用することができます。

<FAX編>ではその便利な方法について紹介していきたいと思います。

・・・が、その前にそもそもFAXとは、なぜ遠く離れた場所に手書きの文字や図がそのままの形で送れるのでしょうか??

私も今もって不思議です(謎)。

ということで、まずは今回その仕組みを見てみましょう!!                         

普段当たり前に使っているFAX、今では家庭でも簡単に利用されています。
あまりにも当たり前に使っていますが、実はスゴイんです!
原稿をFAXで送受信する時には、       

1.原稿を読み取り
2.情報を送信
3.情報を受信

といった流れでFAXが送受信されますよね。こうやって書いてしまうと一見簡単そうなんですが、FAXって結構細かいことやってるんです。

          

 ● 原稿の読み取り

まずは原稿の読み取りですね。FAXの中にも原稿を読み取るスキャナが入っています。
原稿に光を当てて、その光の反射の仕方で原稿を読み取っているんですね。
通常A4サイズの原稿ですと、横におおよそ1600列、縦におおよそ1100行のマス目に分けて文字が書かれているのか(黒色)、書かれていないのか(白色)を読み取ります。
A4の原稿を、なんと!約190万個ものマス目に分けることで、原稿に何が書かれているのかを読み取っているんです。
FAXってスゴイ!!

 

 ● データの圧縮

さて、約190万個のマス目の白・黒が読み取れると、今度はそれを電話回線を使って相手のFAXに送り届けるわけです。
でも約190万個ものデータを送るのって大変ですよね。
数も多いし、とても重そうです。これではデータを受け取る方も一苦労ですよね。
ですからこのデータを圧縮して小さくしてから送信しているんです。
そうすることで送信する方も、受信する方も素早くできるようになる訳です。

どうですか?今FAXというと一昔前のアナログチックなイメージがありますが、こんなにすごいことを毎日毎日、文句も言わずやってくれているんですネ。

FAXさんありがとう!!