FAX・コピー機・プリンタ機 その④
このシリーズでは、FAX・コピー複合機・プリンタについての情報をお伝えしています。
ここまで複合機を導入・入替する際の選択肢として
1.【量販店・ネットでの導入】
2.【中古ビジネス機での導入】
3.【新品ビジネス機での導入】
それぞれのメリットとデメリットをお伝えしてきました。
とっても簡単に要約してしまうと、「導入コスト」「維持コスト」と「保守・メンテ」「機能・耐久性」のバランスと優先順位をどう考えるかの違いが
選択の違いになりますよ。と、いうことになったのではないかと思います。
量販店・ネットでの家電タイプを選択される場合は、とにかく導入費のコストの安さを第一に優先されたり、そもそも利用頻度が少なく家電タイプで十分だったり使い捨て感覚で壊れたら交換してゆくなど、ある程度割り切った考えでの選択になると思います。
そこで今回は、ビジネス機の中古・新品に絞って、もう少し突っ込んだ比較をしてゆきたいと思います。あらためて以下のポイントで比較してみましょう。
① 機能・性能
② 耐久性
③ 導入コスト
④ 維持コスト
⑤ 保守・サポート
① 機能・性能
機能・性能については正直、中古も新品も現在市場に出ている商品であればほとんど変わりがありません。
というよりは、ここ10年程は機能面では複合機も成熟してしまっており新品であっても、特別画期的な目新しい機能はなくコピー・FAX・プリンタ・スキャナが使えればOKという場合、カタログ上の機能・性能面に関してはほぼ優劣はないと考えてよいでしょう。
実際市場に出回っている中古機も、そんなに古いものはなくほとんどは古くとも発売から5年~7年程度の商品ではないでしょうか。
② 耐久性
耐久性については、やはり新品の方が安心して使っていただけるでしょう。
中古機の場合、マシンのもともとのスペックよりも、これまでどんな使われ方で、どれくらいの使用量だったのか、キチンとメンテされていたのか?で全く変わってきます。
車に例えると・・・
メーカーも車種・グレード・年式もすべて同じ5年落ちの車であっても一方は、走行距離わずか10,000km、かたや150,000kmという場合もありますよね。同様にコピー・複合機も、同じメーカー機種で見かけはまったく一緒であっても累計の印刷枚数はそれまでの使用状況によって、大きく違います。
さらに、車の場合は中古でも情報開示がきちんとなされていますが、コピー・複合機の場合は累計の使用枚数や、修理履歴は積極的に開示されておらず、聞いたとしてもそれが中古機として多いのか、少ないのか判断しづらいかもしれません。
ただし、当たり前ですが累計の枚数が少ないほど、部品の消耗も少ないと推測されます。判断基準のすべてではありませんが、あくまでも個人的な感想ですがリスクが少なくなる目安としては、累計印刷枚数が20,000枚以内かな、というのが感想です。
いかがでしたか?シンプルな判断材料ですが、わかりやすい部分ですのでご参考ください。
次回は引き続き
③ 導入コスト
④ 維持コスト
⑤ 保守・サポート
についてお伝えしていきます。