光コラボ その②

「NTTの委託を受けて、電話料金が安くなる申込受付をしています。後日伺いますので署名・捺印してください」

「工事なしで、登録するだけでインターネット回線料金が安くなります」

など、最近皆様のところにも、このような電話がやたら多くなっていませんか?
これは「光コラボレーション(光コラボ)」への乗り換えの勧誘電話であることがほとんどですよ。
と、いうことで前回よりこの「光コラボ」についてお伝えしています。

少しおさらいしてみますと・・・

「光コラボって?」

光コラボとは、NTTが提供する光回線「フレッツ光」を事業者が借り受け(回線仕入れ)”自社ブランドの光回線”としてお客様へ提供するモデルのことです。

「これだけはご注意ください!」

乱暴な業者の勧誘でつい登録してしまい、その後サポートが悪いなど不満やトラブルがあっても、原則元に戻したり他社に変更することができず、今後一切の手続きは「必ず」その業者を通して行う必要が決まり事としてあります。たとえトラブルの多い業者でもお付き合いを中止することが難しくなってしまいます。

ということでしたね。

それでは、今回はもう少し掘り下げて光コラボに乗り換える際の良い部分の特徴、そして問題点をお伝えしてみたいと思います。

【光コラボのメリット】 

1.回線の料金が安くなる 

もっともシンプルなメリットです。ほとんどの場合はNTTフレッツの正規の基本料より数百円~千円程度安くなって提供されます。

2.面倒な工事がない 

光回線を乗り換えるにあたって工事は一切ありません。
フレッツ光の為に使用していたアダプター(ルーター)もそのまま利用しますので回線が一時的に止まったり使えなくなったりということがありません。

3.NTTの光の設備は今まで通りなので品質に変化がない

乗り換えといっても、実は完全にペーパー上の手続きだけのことですので大元のサービスはNTTのフレッツ光のままです。よって2.のように工事もなく通信の品質に変化がありません。 

*ただし、プロバイダとセットで乗り換える場合はご注意ください。

回線の問題ではなく、事業者が提供するプロバイダの品質が悪く、繋がらない・遅くなったなどの例があるようです。 

【光コラボの問題点】 

「マイラインの光回線バージョン?」

一時、「マイライン」によって電話回線が自由化され、顧客獲得競争が過熱し勧誘セールスの多さやしつこさ、トラブルに辟易された方も多いのではないでしょうか?
この光コラボもマイライン同様、中にはかなりしつこい営業も多く、皆さんも断るのに毎回かなりの時間と労力を使ってしまっているかもしれません。しっかりとルールを守って活動している優良代理店もあれば、残念ながらギリギリのグレーな(もしくは完全ブラックな)営業をしているような代理店もありサービス自体の問題より、サービスを取り扱う代理店のスタンスが問われるかと思われます。

そしてマイラインと違うところは前回と繰り返しになりますが、図らずともそのような代理店の光に乗り換えた場合後々不都合が発生しても、その代理店以外はどうにもできないことになっていることです。
申し込み後の不要なストレスを防ぐためにも、「どの代理店から」ということはとても重要です。
なんだかメリットよりも、注意事項が多くなってしまったかもしれませんね(汗)

しかし逆にとらえれば、昔からお付き合いがあったり、もともとすべて任せている業者さんの光コラボに加入済であれば、
「光コラボになっている」=どんなにしつこい代理店であっても、今後一切、勧誘やセールス、不正のしようが無くなる。ということにもなりお仕事中の、セールスに対応するストレスはグッと少なくなるはずです。

なぜなら、どんなに熱心(しつこい)営業さんでも、
「ウチは光コラボになっているから」の一言で、「・・・あぁ、そうでしたか(撃沈)」とならざるを得ないからです。

もしかしたら、料金的な問題よりこちらの方が大きいかもしれませんね。

今回も「光コラボレーション」についてお伝えしました。