前回は、OA機器の落雷に対する簡単な対策法をお知らせしました。

特にパソコンに関しては、落雷にかかわらず何らかのトラブルで大事なデータを消失してしまうようなことがあれば、お仕事によっては致命的なダメージが出る可能性も考えられます。

今回はそんなデータの消失を回避できるよう、簡単なバックアップについて、です。
突然、パソコンの調子が悪くなって、立ち上がらなくなっちゃった。
ハードディスクのデータ復旧を専門の業者に頼んだら、かかった費用は十数万円!
復旧できた場合はまだいいのですが、業者でも復旧が不可能なケースもあります。
調べによると、パソコンのデータが消えた経験のある人は70%もいるそうです。
いざという時、困窮することのないよう、常日頃きちんとデータのバックアップをおすすめいたします。

●バックアップ方法

必要なファイルを手動で外付けハードディスクやUSBメモリに保存する方法

設定なども必要なく最も簡単ですよね。これは実行されている方も多いのではないでしょうか。
「コツコツ続けるのは得意」
「データ量が少ない」
「パソコン全体ではなく、必要なファイルだけバックアップできればOK」
という人にはこの方法でも十分かもしれません。

ただし、短所は手動ゆえ、面倒だということ。保存するのを忘れてしまう恐れがあることですね。

自動でおまかせ!バックアップソフトを活用

いちいち手動でファイルを保存するのは面倒だし、忘れちゃいそうで不安・・・。
そんな人にはバックアップソフトを活用する方法があります。
必要な設定がありますが、決まった時間に自動的にバックアップを取ってくれるのでラクチンです。

◎ソフトを使ったバックアップの方法

「パソコン全体のバックアップ」と「指定フォルダのバックアップ」の二つに分かれます。

「パソコン全体のバックアップ」とは
今動いているWindowsをまるごとバックアップする方法です。Windowsの動作に必要なプログラムやインストールしたアプリケーションをまるごとバックアップするため、より完全にデータを守ることができます。すべてのデータをバックアップするため時間がかかりますが、パソコンのデータを誤って消去してしまったり、Windowsが起動しないような万一の事態が起こっても、元の状態に戻るのも簡単です。

「指定フォルダ(データ)のバックアップ」とは
ワードやエクセルで作成した資料、デジタルカメラで撮影した画像などのデータのみをバックアップする方法です。データを集中的にバックアップするわけです。バックアップする範囲を絞りこんでいる分、処理時間は短くなります。

ソフトの価格は、数千円~1万円前後ですので、ご検討されるのもいいかもしれませんね。

ご参考になりましたでしょうか?